モデルガン・エアガン・カスタムガン販売のキャロムショット

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その3バーテンノアルバイト
CAROM独立への道その3バーテンのアルバイト
お店のカウンターの中に入りたい欲望を感じ始めた。友人の紹介で谷間というバーがオープンしたがバーテンがいなくて急きょアルバイトが決った。バーというところは行ったこともなく不安だったが、仕事は簡単だった。たいていの御客はビール。ウイスキーでもロックとか水割りで難しいことはなかった。カウンターにはいつも近くのお店のママが並んで私にちょっかいを出してきた。水商売はこんなものかなと少しがっかりもした。しばらくしてママの行方不明だったお姉さんが見つかった。もとより姉妹二人で始めようとしたこのお店。私が邪魔になったらしい、いろんな嫌がらせをして辞めさせられた。
 人気があった私はすぐ違う店から声がかかった。大門商店街から奥に入ったところで店の名前がつぼみだった。ママは名古屋から来た背の高い男前な美人でかっこよかった。面接する間もなく僕をじっお見つめて『お名前は?』僕は『リュウって言います』。気に入ったと様子で時間給と営業時間を伝えて、『じゃあ今から入ってね』と面接と同時に採用になった。
(2017.8.24[Thu])

CAROM独立への道 その2津でモデルガンを見つける
CAROM独立への道
その2駅前レストランでアルバイト
大学は中京大学の文学部国文科に入学した。津駅のすぐ近くの玩具屋でモデルガンを発見。小さな展示スペースで5〜6丁のモデルガンがならべてあった。毎日でも見たいのですぐ近くのブッサンカンというレストランでアルバイトをすることにした。ブッサンカンは津では大きなレストランで洋食屋さんだった。社長は少し威張った人で面接時にうちは一流店だからあなたも一流の仕事をしてくれと言われた。なぜか滑稽な気がした。ママは綺麗で私には親切だった。1階は喫茶店で2階がレストラン。私は2階の勤務になった。お客さんが来たらお水とおしぼりをお持ちして、オーダーを聞きそれを厨房に知らせる。料理ができたらお客さんのテーブルへ運ぶ。これの繰り返しであまり面白くはなかった。ただ知らない人と話すことに少し喜びがあった。たった1日で誰よりも仕事をこなせるようになった。若い学生が新しい世界に入ると、ちょっかいを出す女が多かった。同じ職場の酷いブスにコクラれて困った。また初めて会ったおばさんにデイトしようと誘われた。返事に困っているとなんでも好きなものを買ってあげると言われた。一瞬MGCのガバメントやルガーP08が頭の中に現れた。だけどそのためにこの人とHしなきゃならないと考えたらとても無理で、はっきりと断った。
店が終わったら大好きな玩具屋に一目散。玩具の主人は冷たい感じがしたが気にしないで話しかけた。突然彼がこのブローニングハンマーが落ちないんだけどと私にハイパワーを見せた。実銃の知識でブローニングハイパワーはマガジンロックシステムがあることを思い出し、これマガジンを入れないとハンマーは落ちないんだよとレクチャーした。すると私の言うようにハンマーが落ちた。私は中田の実銃へのこだわりを感じた。なんせオガワのせいでMGCのモデルガンしか目につかなかった。この事件以来玩具の主人の態度が変わり、冷たい印象は無くなり、とても親切になった。私はMGC以外のモデルガンにもこだわりのあるものがあると感じ始めた。
(2017.8.17[Thu])

CAROM独立への道その1 TVでガンファイターに憧れる

CAROM独立への道
その1
TVでガンファイターに憧れる
私が少年時代はTVの普及したてで常に四角い箱が茶の間にあった。その頃番組は西部劇のオンパレード。コルト45・ガンスモーク・アニーウォークレー・拳銃無宿・ライフルマン・バットマスターソン等等
これだけの番組を見たら感化されずにおれないと今私は思う。かくしてガンファイターに憧れた少年時代の私が存在した。三重県の津で生まれた私、お年玉等を握りしめて、初めて名古屋を目指し近鉄急行に乗った。当時モデルガンを販売してるのは、近くで名古屋のオガワ屋だけ。名古屋駅に着いたけど、さあどう行くか全くわからない。どうやってオガワ屋にたどり着いたかはいまだに分からない。オガワ屋は普通のおもちゃ屋だった。奥に行くとショーケースにモデルガンが並べられていた。わくわくしながらモデルガンを見つめる私に、おっさんは冷たかった。ただ店員のお兄さんは(小林さんだったっけ)、とても親切にしてくれた。それで救われたようにモデルガンを1丁買った。コルトシングルアクションアーミー。キャバルリーがかくして私のものになった。川本孝15歳の夏である。

写真の解説
10年ほど前CMCのピースメーカーモデルガンシビリアンをベースにカスタムした。大変いい出来で気に入っていたけど、ある熱心なマニアの方にゆずった。その方は俳優の卵と当時はお聞きした。その頃物価も工賃も安く10数万円くらいだったと思う。
(2017.8.10[Thu])

汽車は遠くを見ている

汽車は遠くを見ている
突き抜けた闇の中で
少し前までは
白い水蒸気が体からふきこぼれていたのに
煙もはみ出すような雄々しい姿が
あったのに

汽車は遠くを見ている
子供のように遠くを見ている
駆け抜ける緑の中を
駆け抜ける海岸線を
走り抜ける自分を
断片的な思いを見ている

汽車は遠くを見ている
つまらない昔の思い出を
帰ることのない小さな事件を
帰りたいようなそうでないような

汽車は遠くを見ている
楽しかったあの頃
かわいい娘の笑顔
帰りたいあの頃
汽車は遠くを見ている
突き通った夜明けの前に
(2017.8.3[Thu])

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