CAROM独立への道 その6 |
CAROM独立への道 その6 大学を卒業した。私は国語科の教員を目指していた。実習は母校の白子高校で行った。生徒たちの評判も良く、教員の方たちにも資料を配ったりして、かわいがられた。採点も最高点をもらった。ある日校長先生に呼ばれて校長室へ緊張しながら行った。『君は将来先生になるつもりかな?』私は『はいそのつもりです』と答えた。すると『君のような教員は是非私のところに来てほしい』と熱く語り『待ってるからね』とも言われた。それで愛知県の採用試験を受けた16倍の競争率である。けれどもなぜか受かると思っていた。なぜか当たり前のように滑った。それで私は落ち込んだ。今考えると愛知県の採用試験じゃなくて三重県の採用試験を受けるべきだった。競争率がウンと低いはずだ。ただのアホですね。母校の校長には何とも申し訳ない気がした。 かくして私の人生は波乱含みのはじまりとなった。 (2018.1.6[Sat]) |
バックナンバー