CAROMのお仕事 |
キヤロムショットのカスタムガンは非常に手の込んだ作品である。まず完全分解する。そしてメーカーが手に出せない、金型のバリなどを紙やすりなどで取り除く。そして中性洗剤でよく洗う。油分が残っていては塗料がのらないからだ。そして完全乾燥ドライヤーなどを使う。次にブルースチールで軽く下塗りをする。ヘビィウエイト樹脂は目に見えないピンホールが存在し、その中にはメーカーの黒塗料が潜んでいる。これを封じ込めないと、ブルーを塗った後に黒いムラが発生する。次の工程のメタルブルーの本塗りが綺麗に仕上がる為でもある。そしてメタルブルーを吹き付ける。塗るものを動かしながら1~2秒吹き付ける。そして数十秒ほど待つ、すると指触乾燥といって最初の硬化が始まる。それを確認してまた1秒から2秒吹き付ける。そしてまた仮乾燥。そのような工程を10回ほど繰り返す。そして乾燥約24時間ほどおいてから、最後の作業に移る。研磨作業である。コンパウンドをつけたポリッシュクロスで磨きあげる。丁寧に細部まで磨き上げる。こうしてやっとあのガンブルーで染めたような色艶が生まれるのだ。 (2019.10.29[Tue]) |
H&K45タクティカルマスター |
東京マルイがすごい新作を発表した。ヘッケラー&コッホ(独:Heckler & Koch GmbH、ヘックラー・ウント・コッホ・ゲーエムベーハー)社は、ドイツの銃器メーカーである。現在主流の9mオート(多弾数)は米国CIAも携帯を義務づけているほどメジャーなハンドガンだ。ただ米国の銃撃戦現場では、9mmは貫通力が強すぎて、うまくテロリストの急所に命中しても数秒間フルオートを撃ちっぱなしになり、その弾で倒れる警察官も出る場合がある。思い返せばモロ族との戦闘の際に一撃で相手を倒すパンチの聞いた一撃が必要となり、45ACP弾が作られた。米国人は45ACPに絶大な信頼を持っている人が多い。テロリストを殺さなくてもとりあえず吹き飛ばし失神させ、戦闘力を奪うことが多いに重要なことであると考える。H&K45タクティカルは9mm拳銃のスマートなフォルムを持ちながら、あの45ACP弾を10発装填できる、まさに画期的なハンドガンと言える。現状の戦闘作戦事態にも影響できる戦力になりうる。H&Kは米国に子会社を持つ。まさに米国に輸出するための銃であることは否めない。 (2019.10.21[Mon]) |
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